大型客船でまったり船旅 「東京九州フェリー」がまだまだ“穴場”なワケ
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大型の客船でそれなりの設備もあって、かつハードルが低い船旅はないだろうか。実は、手軽な価格で大きな船による船旅を満喫できる方法がある。それは、長距離フェリーだ。
まだある長距離フェリー

日本長距離フェリー協会の資料によると、長距離フェリーは現在15航路ある。
東京~九州間でいえば、東京九州フェリーのほかに、東京~徳島~新門司を結ぶオーシャン東九フェリーもある。こちらのオーシャン東九フェリーは、文字どおり東京(有明)発着だ。レストランはないものの、24時間販売している自動販売機があるなど設備に違いがある。
関西と九州を結ぶ航路では、新門司発着の名門大洋フェリーと阪九フェリー、神戸~大分、大阪~別府、大阪~志布志間の商船三井さんふらわあ、神戸~宮崎間の宮崎カーフェリーと、東京~九州間より航路数が多い。また、所要時間が12~14時間と気軽に船旅を味わえる点が魅力だ。
このほか、日本最長の名古屋~仙台~苫小牧を結ぶ太平洋フェリー、舞鶴~小樽間や敦賀~苫小牧東間の新日本海フェリーも捨てがたい。
どの航路も、以前に比べて設備やサービスが格段に向上している。レストランも個別のメニュー方式、ビュッフェ方式などフェリーにより特徴があり、もちろん味も工夫をこらしていて楽しみのひとつといえよう。
今や
「長距離フェリーで旅をすることそのものが目的となった」
といっても、言い過ぎではないのかもしれない。