「JRローカル線」存廃協議会スタートも、そもそも“バス転換”すら厳しい運転士絶対不足のハードモード

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ローカル線の存廃を協議する国の再構築協議会制度がスタートした。だが、バス運転士不足の深刻化でバス転換を選択肢から外さざるを得ない事態も考えられる。

北海道では代替バス運行が難航

長万部駅と小樽駅の位置関係(画像:OpenStreetMap)
長万部駅と小樽駅の位置関係(画像:OpenStreetMap)

 北海道では代替バスの運行先決定が難航している事例がある。北海道新幹線の札幌延伸にともない、廃止、バス転換が決定した並行在来線のJR函館本線小樽~長万部間140.2kmだ。

 北海道新幹線並行在来線対策協議会で、小樽市など沿線9市町が転換に同意したのが2022年3月。それから1年半が経過したが、依頼するバス会社は決まっていない。運転士不足で減便が相次ぐなか、本格的な交渉に入れる状態でないからだ。北海道交通企画課は

「事務方で地域のバス会社に相談しているが、もう少し時間がかかる」

と対応に苦慮している。

 石川県の石川鉄道石川線13.8kmは赤字が続く路線のあり方を金沢市、野々市市、白山市の沿線3市が検討していたが、存続と決まった。バスやBRTへの転換は運転士不足で他の路線を減便しないと実現が難しいためだ。

「バス運転士が高齢化し、若い人材が入ってきていない。公共交通の維持に厳しさが増している」

と野々市市都市整備課。赤字脱却の抜本的な解決策がないまま、存続へ見切り発車せざるを得ない苦しい状況に追い込まれている。

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