車のベストな購入方法はどれ？ 「ローン」「サブスク」「現金一括」、実際に見積もり取って比べてみた
自家用車の購入方法といえば、現金一括払いか自動車ローンが一般的だった。しかし近年、若者に人気なのがサブスクリプションという利用法。結局どれが一番お得に乗れるのか。
所有にこだわらないならサブスクがおすすめ
現金一括払いは、初期費用が重くのしかかる。自動車ローンは、支払総額が高くなる傾向にある。しかし、最終的に車が自分のものになるという点では、カーリースやサブスクと大きく異なる点だ。
一方で、カーリースやサブスクの場合、初期費用がかからなかったり、月々の支払いを抑えられたりするメリットがあるものの、例外はあるとはいえ、車を自分のものにすることはできない。
サブスク利用期間終了後に車を返却しても構わない、あるいは、契約期間中に車が必要なくなるかもしれない可能性が少しでもあれば、自動車ローンなどの購入という選択ではなく、カーリースやサブスクの利用をおすすめしたい。
特に、今回の試算では、自動車ローンを利用した場合が最も負担が大きくなることが分かった。車の所有にこだわらないのであれば、無理して自動車ローンを利用する必要はないのかもしれない。
利用者のライフスタイルが多様化していることもあり、ここで紹介したどの方法が最善だとは言い切れない。しかし、最終的に所有したいのかどうか、あるいは、月々の支払いを抑えたいのかどうかによって車の購入方法は違ってくる。
本当に必要なときだけ車があればいいのであれば、「カーシェア」という選択肢もある。カーシェアは、時間単位で車を利用する方法で、15分300～300円程度で利用できるため、近距離の買い物や送迎に向いているとされている。
今回試算した金額は一例に過ぎない。ぜひ、個々のライフスタイルに合った車の購入・利用方法の検討に役立てていただきたい。