車のベストな購入方法はどれ? 「ローン」「サブスク」「現金一括」、実際に見積もり取って比べてみた

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自家用車の購入方法といえば、現金一括払いか自動車ローンが一般的だった。しかし近年、若者に人気なのがサブスクリプションという利用法。結局どれが一番お得に乗れるのか。

若者中心に高まるサブスクへの関心

 こうした中、車を所有しない「カーリース」や「サブスク」という車の利用方法に注目が集まっている。特に車のサブスクは近年急激な広がりを見せているという。

 都内の自動車販売店の担当者は次のように話す。

「数年前までは、車を購入する人のほとんどが現金一括払いか自動車ローンのどちらかだった。むしろ、多額の資金を準備しなくてもすぐに車を持てる自動車ローンは、多くの方ご利用いただいていた」

「しかしここ最近は、カーリースやサブスクで車を持ちたいという関心が若い世代を中心に高まっている。カーリースは昔からある販売方法のひとつだが、サブスクとの違いを知りたいといった問い合わせも増えている」

 そもそもカーリースとは、一定期間、月々一定の金額を支払うことで車を利用できるサービスだ。

 一定の金額を支払えば、販売店から自宅や会社に車が納車され、購入したときと同じように車の利用を開始できる。頭金が不要で、駐車場代やガソリン代以外の税金や諸経費も別途支払う必要がないため、まとまった金額を用意できなくても手軽に車を利用できるというメリットがある。

 一見すると自動車ローンと変わらないようにも思えるが、カーリースはあくまでも借りることが前提のため、リース期間が終わったら車を返却することが原則となる。

 もちろん、リース期間終了後に再度契約を結んだり、別の車に乗り換えたり、車を買い取ったりすることで車の利用を継続できるが、基本的には所有できない。

 さらに、リース期間中は、原則として他の車に乗り換えたり、契約を途中で解除したりすることが難しい場合が多い。リース会社によっては、途中解約すると解約金が発生することもある。

 また、走行距離の上限が設けられているケースもあり、リース期間終了時に走行距離の上限を超えた場合、違約金が発生することすらあるのだ。

 こうしたカーリースのデメリットを補う車の利用方法として、近年サブスクに注目が集まっている。

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