車のベストな購入方法はどれ? 「ローン」「サブスク」「現金一括」、実際に見積もり取って比べてみた
自家用車の購入方法といえば、現金一括払いか自動車ローンが一般的だった。しかし近年、若者に人気なのがサブスクリプションという利用法。結局どれが一番お得に乗れるのか。
一括・ローンは、追加費用を見込むべし

2022年9月、自動車販売店に出向き、国産軽自動車の見積もりを作成してもらった。現金一括払いと自動車ローン、サブスクリプションでそれぞれ比較し、最もお得に車を利用する方法はどれなのか、具体的な金額とともに紹介しよう。
車両本体価格182万6000円の国産軽自動車を新車で購入した場合、税金・保険が5万6710円、検査登録手続き代行費用などの諸経費が5万4190円、リサイクル預託金などの法定費用が1万890円掛かる。
現金一括で購入した場合の総額は195万2790円となった。なお、値引きやオプション費用は含まない。
この195万2,790円を自動車ローン5年契約(60回、金利1.9%)で支払った場合、月々3万4142円となり、支払総額は204万8531円となる。
現金一括払いと比べて、9万円以上高くなる。さらに、別途自動車保険に加入し、3年後(新車の場合)に車検費用が上乗せされる。
しかし、現金一括払い・自動車ローンのいずれの場合も、車を所有(自動車ローンの場合はローン完済後)することができるため、車が資産となり、売却なども可能となる。