100年間、宙ぶらりんのロンドン地下鉄「延伸」 コロナの計画頓挫で行く末どうなる?

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東京メトロ2路線の延伸が報道された日本・東京。鉄路延伸という大事業は、沿線のまちづくりに多大な影響をもたらす。19世紀に世界初の地下鉄を開通させた英ロンドンのケースはどうか。

東京の地下鉄延伸の場合

東京メトロ有楽町線のイメージ(画像:写真AC)
東京メトロ有楽町線のイメージ(画像:写真AC)

 東京メトロの有楽町線の豊洲―住吉間、南北線の品川―白金高輪間の延伸事業の報道に沸いたのが記憶に新しいが、東京都内で事業化が慎重に検討されているのはJR、私鉄、地下鉄、モノレールの6路線ある。

「12号線(都営大江戸線)」は、大江戸線の光が丘駅からJR武蔵野線東所沢駅までの延伸を求めるもので、東京都の練馬区、清瀬市および埼玉県の所沢市、新座市が主体となり2011(平成23)年から活動している。直近では2022年2月に東京都と埼玉県に早期延伸の要望を出したところだ。

 この延伸では1kmあたり約150億円かかることが想定されている。新座市によると「一般的には、総額の3分の1程度を地元自治体」が負担し、残りを国と関係団体が払うのだという。

 実現に向けて一番の課題となるのは「まちづくり」だ。

 国からは、(都心部側の光が丘から大泉学園町まではよいとして)大泉学園町から東所沢までの開発が求められている。都心部に向かう人が利用するだけではだめで、都心部から人がやってくる魅力的なまちづくりが必要なのだ。

 運賃からの費用回収を考えれば一理あるが、一般的にこれは簡単なことではない。