タクシーでチップ渡したことある? タイミングは「乗車前」「乗車後」どちらがよいのか、ドライバーの心情やいかに

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日本はチップ文化が根付いてないが、タクシーでは珍しくない。いったいなぜタクシーにチップ文化があるのか。

チップ文化のあるタクシー

タクシー(画像:写真AC)
タクシー(画像:写真AC)

 日本ではあまりなじみのないチップの習慣。

 習慣のある海外に行ったとき、ホテルやレストランでチップ文化を目の当たりにして戸惑う日本人も多いのではないであろうか。

 そんな文化が根付いてない日本でもチップが存在する職種もある。

 中でも日常的なのはタクシーである。

 なぜタクシーにチップ文化があるのか、またどんなときにチップが発生するのかを、現役タクシードライバーである筆者(二階堂運人、物流ライター)が考えたい。

そもそもチップとは何か

飲食店でのチップのイメージ(画像:写真AC)
飲食店でのチップのイメージ(画像:写真AC)

 チップの由来は諸説あるが、中でもイギリスの理髪店やパブでサービスを迅速に受けたい人に

「To insure promptness(迅速さを保証するために)」

と書かれた箱を置き、お金を入れてもらう習慣ができ、その頭文字をとって「TIP(チップ)」となった説が有名だ。

 また、現在のチップの意味合いが一番近い説として、ドイツ語やフランス語のチップにあたる言葉が

「お酒を飲むためのお金」

の意をなすらしい。そのことから、サービスに対する感謝の気持ちを込めて店員などに「このお金でビールやワインでも飲んで」という意味で渡していたという説もある。お客が従業員などに対して、「感謝の気持ちのあらわれがチップである」という習慣を根付かせたようだ。