いったい何が違う? 航空会社が「LCC」「第3のブランド」を国際線で使い分けるワケ

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ANAは、新ブランド「AirJapan」を立ち上げて運航を目指すことを発表した。2023年度後半に国際線へ就航するという。新ブランドはLCCとLCCの中間がほしいというニーズを取り込めるか。

航空会社第3のブランドの海外での動き

エア・カナダのブランド「ルージュ」のA319(画像:シカマアキ)
エア・カナダのブランド「ルージュ」のA319(画像:シカマアキ)

 一方、海外の航空会社で見られる第3のブランド、またはそれに近いLCCとはどのようなものなのだろうか。

 エア・カナダに「エア・カナダ ルージュ」というブランドがある。北米や中米をはじめ、アジアやヨーロッパなどに就航。一時期、日本便もあった。エア・カナダから移管された「767」「A319」などで運航し、座席は2クラス制。座席の個人用テレビモニターはないが機内食は無料で提供され、アルコールのみ有料。手荷物もエア・カナダと同じルールで、LCCと一線を画す。

 ドイツのEurowings(ユーロウイングス)は、ルフトハンザグループのLCCだ。デュッセルドルフやケルンを拠点に、アメリカをはじめ世界50か国以上、200を超える都市へ長距離を含む国際線を運航する。主な利用ターゲットは、都市やリゾートでの休暇(バカンス)を目的とするレジャー客や出張客ら。また、ヨーロッパ内でも路線ネットワークを持つ。ルフトハンザ航空の国際線がフルサービスで運賃もやや高めであるのと比べ、格安で移動できる手段としての地位を確立する。

 これも第3のブランドと似たスタイルが、シンガポール航空グループのScoot(スクート)だろう。LCCではあるものの、シンガポールを拠点にギリシャ・アテネやドイツ・ベルリンなどにも就航する。特に中長距離国際線では787で運航。これも筆者は乗ったことがあるが、LCCなのに新しい機材が採用されており、快適だった。

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