観光魅力度ランキング世界1位で再注目 国内鉄道サービスの「正確性」は鉄道発祥の国イギリスもかつて賞賛していた!

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「観光魅力度ランキング」で日本が初となる世界1位に輝いた。中でも高い評価を得たのは交通インフラで、鉄道サービスの正確さ、公共交通機関の本数でも1位に輝いた。

4位から1位へランクアップ

山手線(画像:写真AC)
山手線(画像:写真AC)

 日本は言わずと知れた「観光立国」だ。しかしその旗印も、コロナ禍で停滞が続いている。外国人観光客の受け入れは2022年6月10日から再開されるが、再建に向けた道のりは、まだまだ険しい。

 そんななか、明るいニュースが先日報じられた。世界経済フォーラムによる「観光魅力度ランキング」で、日本が初となる世界1位に輝いたのだ。中でも高い評価を得たのは交通インフラだった。

 ランキングは世界117の国と地域を対象に、隔年で実施されている。2019年のランキングで日本は4位だったが、今回アメリカ、スペイン、フランスを抜いて堂々1位に輝いたのだ。

 項目別で見ると、日本は

・鉄道サービスの正確さ
・公共交通機関の本数

でも1位になっている。東京駅のような巨大ターミナル駅では一目瞭然だが、多くの列車が数分おきにホームへ正確に入り、そして出発していく。日本に住む人たちにとっては、ごく当たり前の光景だが、世界水準では珍しいことなのである。

 国土交通省が発表している「東京圏の鉄道路線の遅延「見える化」」では、路線ごとの1か月あたりの遅延証明書発行日数を集計している。現在公開されている最新データ(2018年)によると、1か月(平日20日間)で最も発行日数が多いのは、中央快速線・中央本線(東京~甲府)間の19.0日だ。

 これだけ見ると遅延は「ほぼ毎日」発生しているわけだが、このうち10分以下の遅延が9.0日、10分超~30分以下が9.2日となっている。日常的に遅延はあるものの、30分以上遅延するということはまずない。

 山手線の場合、1か月あたりの遅延証明書発行日数は16.7日。うち10分以下が10.1日となっている。日本の鉄道が正確性に優れているのは間違いないだろう。首都圏の鉄道が1分でも遅れると利用者はイライラするが、これもその正確性ゆえの産物と言える。

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