電車の「バリアフリー化」もはや待ったなし! 鉄道技術展・大阪で見えた、業界の最重要課題とは

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2022年5月に開催された「鉄道技術展・大阪」。その展示内容から見えた鉄道業界にとっての喫緊の課題とは。

展示の代表例3社を紹介・解説

2022年5月に開かれた「鉄道技術展・大阪」(画像:川辺謙一)
2022年5月に開かれた「鉄道技術展・大阪」(画像:川辺謙一)

「鉄道技術展・大阪」が大阪市住之江区にある国際展示場(インテックス大阪)で開催された。会期は2022年の5月25日(水)から27日(金)までの3日間で、多くの鉄道関係者や工事関係者などが集まった。

 前回の記事(2022年6月1日配信「来場者2万人の鉄道技術展! 8回目で初めて「大阪」開催されたワケ」)では同イベントの概要として、大阪で開催された理由や、千葉の幕張メッセで開催された「鉄道技術展」との違いを紹介した。

 今回の記事では「鉄道技術展・大阪」の会場における展示に触れ、その代表例として三つの企業の展示を紹介する。

喫緊の課題「保守作業」と「バリアフリー」

 今回の「鉄道技術展・大阪」の展示内容は、基本的に幕張メッセで開かれた「鉄道技術展」とほぼ同じである。ただし、今回は西日本の企業・団体の出展が明らかに増えた。また、これまでの「鉄道技術展」と比べると、以下の三つを実現する技術の紹介が増えたように筆者は感じた。

(1)保守作業の自動化
(2)保守作業の効率化
(3)バリアフリー化

(1)と(2)は、現在の日本の鉄道が抱える深刻な労働者不足の問題と密接な関係がある。

 また、近年は人口減少やコロナ禍によって鉄道の利用者が減り、旅客鉄道会社の運輸収入が減っているので、できるだけ少ない労働者とコストで鉄道を支えられる仕組みをつくることは、喫緊の課題でもある。