ネット通販だけじゃない! 人口減少の日本で「宅配件数」が増加してるワケ

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日本郵便の配達員が、施錠された郵便受けを勝手に開けて荷物を届けていた問題が報じられた。そこには日本における「宅配問題」の本質が透けて見える。

宅配問題の本質はどこにあるのか

宅配のイメージ(画像:写真AC)
宅配のイメージ(画像:写真AC)

 先だって報じられた日本郵便の「郵便受け勝手に解錠」問題。荷物が郵便受けの差し入れ口に入らない大きさだったため、施錠されていた郵便受けを勝手に開けていたという。日本郵便は配達員に注意喚起を行い再発防止を図るというが、これで問題は解決するのだろうか。

宅配件数はなぜ増えているのか

 ほんの数年前まで宅配は「お取り寄せ」と呼ばれ、特別なものを買うイメージが強かった。ところが最近は日用品の購入にも利用されるようになっている。

 すでに宅配は私たちが買い物のために移動する時間や手間を省くサービスのひとつであり、コロナ禍では人との接触を避けるために好んで使われるようになった。

 そんな中、懸念されているのが宅配の現場を担うトラックドライバーの労働環境である。

 荷物量が1日の処理量を超えるようになったため、現場からは悲鳴が聞こえている。それを受けて、クロネコヤマトは宅配料金の値上げや12~14時の時間帯指定枠を廃止するなどの働き方改革を行ったが、成果はいまひとつのようだ。

 宅配問題の本質はどこにあるのか。人口減少が続く日本で、荷物が増えているのはなぜなのだろう。

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