「四国一しょぼい駅」は卒業! 新駅舎開業から1年、「JR松山駅」の潜在力はなぜ活かせないのか?

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四国の県庁所在地にあるJR四国の中心駅で最もしょぼいといわれてきた愛媛県松山市の松山駅が高架の新駅舎に移って1年余り。松山市が進める駅前再開発はいまだに全体像が見えないままで、県民から不満の声が出ている。

再開発区域はいまだ何もない状態

高架化されたホームで出発を待つ予讃線特急列車(画像:高田泰)
高架化されたホームで出発を待つ予讃線特急列車(画像:高田泰)

 JR予讃(よさん)線の特急列車がJR松山駅ホームに滑り込む。2024年9月に高架化されたホームは島式の2面4線。1階には約20店が集う専門店街「だんだん通り」が整備され、自動改札機が導入された。1953(昭和28)年完成の旧駅舎は昭和レトロ感満載だったが、見違える姿に生まれ変わっている。

 だが、その印象は駅の外へ出て一変する。高架化に合わせて誕生した西口は、造成中の土地が広がり、仮設の青空駐輪場とベンチがあるだけ。松山市がアリーナ整備を打ち出す区画は、無造作に土砂が積み上げられていた。

 駅前ロータリーがある東口に向かうと、旧駅舎が取り壊し中で、青い囲いで覆われている。利用者は専用通路から新駅舎へ向かい、駅前ににぎわいはない。

「1年前の高架化からずっとこんな感じ。立派な駅ができたのに」

愛媛県宇和島市から遊びに来た主婦(55歳)が首をかしげる。

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