普通の車椅子が「電動」に早変わり! 展示会で見つけたビックリ乗り物、最新技術に迫る

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2022年5月に開かれた「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2022~自転車・電動モビリティまちづくり博」。会場に並んだ最新モビリティの特徴をリポートする。

近距離移動に 広がる選択肢

車いすに取り付ける電動ユニット(画像:渡辺たかとし)
車いすに取り付ける電動ユニット(画像:渡辺たかとし)

 東京都内にて2022年5月18日(水)~19日(木)の日程で開かれた「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2022~自転車・電動モビリティまちづくり博」。最新技術や驚きのアイデアを搭載した自転車や電動モビリティの数々が一堂に会した。

 前年と比べた際の特徴の一つは、小型の電動モビリティを主体に据えた出展が増えたことだ。電動車いす、シニアカー、電動キックボード、電動バイクなど、その内容は多岐にわたった。

 出展は数十社。パーソナルモビリティの代名詞である自転車を筆頭に、昨今注目が集まる電動キックボードなどの小型電動モビリティ、また駐輪場システムや電動車いすなど、主に近距離の移動に関するモビリティ展示が会場を埋めていた。

身近な乗り物にも電動化の波

 生活に溶け込んだ電動モビリティといえば、やはり電動アシスト自転車が代表格だろう。

 電動アシスト自転車は、かつては原付として扱われていた歴史を持つ乗り物だ。それが、現在は自転車として使用ができるようになった。

 他には、電動車いすの普及、子ども用の自動車型おもちゃも、足こぎだけでなく、電動化モデルも販売されるほどになった。

 その中でも、医療補助具として進化してきた電動車いすやシニアカーなどは、小型化が進み、コンパクトに折りたためるものも増えてきた。

 手動の車いすは、上半身の筋力が非常に重要な乗り物だ。普段車いすに乗らない人が、骨折などにより乗車を経験すると、非常に筋力が必要だと思い知ることとなる。電動車いすは、誰しも利用する機会の訪れうる、ありがたい存在と言えるだろう。

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