普通の車椅子が「電動」に早変わり! 展示会で見つけたビックリ乗り物、最新技術に迫る
2022年5月に開かれた「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2022~自転車・電動モビリティまちづくり博」。会場に並んだ最新モビリティの特徴をリポートする。
電アシ、さらなる進化の行方とは

電動アシスト自転車は、親子が同乗する場面で多く活用されている。そのため、より安定性を求める改良が重ねられ、前後輪の車軸間距離(ホイールベース)が伸び、小径タイヤを採用するなどの進化が試みられてきた。
まさに利用者側のニーズに応えてきた結果であり、一定の需要を満たしてきたと言える。そこで「親子自転車」以外の電動アシスト自転車のあり方を――さらなる潜在ユーザーの掘り起こしを狙う各メーカーの方向性が、今回のイベントではあらためて鮮明になった。
例えば車体の軽量化や、スポーツバイクをコンセプトにしたデザインなどは、同じ電動アシスト自転車といっても親子自転車とは全くの別ジャンルだ。
スポーツバイクは多段ギアや強力なブレーキ、軽量化、サスペンションによる走破性、といった部分の進化が注目される。
現在の一般的な自転車の重量は、18~20kg、電動アシスト自転車は27~28kg。重たいモデルでは30kgを超え、10kgほどの差がある。
一方、子ども用シートがなく装備が少ない電動スポーツバイクタイプの重量は、18kg前後まで軽量化がされ、一般的な自転車と変わらないところまで軽量化が進んできた。
特に注目したい軽量化は、走る・曲がる・止まる、といった動作全てに大きく影響する要素だ。そのため、電動アシスト自転車の重量のうち多くを占めるバッテリーと、モーターのコンパクト化が進んでいるという点は、一般の電動アシスト自転車にも応用できるという意味で利点が大きい。
バッテリーやモーターがその性能を保ちつつコンパクトになることで、総重量の10%前後といった単位で大幅な軽量化が可能になってきた。
これからの電動自転車選びでは、車両重量も重要な要素になってくるだろう。