JR西日本「高機能カード」10月終了へ――iPhone登場前に“魔法”だった決済革命、20年後に幕引きの現実
少子高齢化による人手不足で、公共交通の決済機維持コストが増大している。JR西日本のSMART ICOCAは2026年10月でクイックチャージを終了し、全国の地域ICカードの今後に注目が集まる。
交通決済の人手不足

日本の交通決済は再編期を迎えている。その背景には少子高齢化がある。少子高齢化は各分野で慢性的な人手不足を生んでいる。公共交通でも同様で、運転手や車掌だけでなく、決済機器の保守を行う従業員も不足している。
加えて、決済機器はどんなに手入れをしても永続的に使えるわけではなく、いずれ更新が必要になる。路線バス100台分の決済機器を更新するのは大きな事業だ。
最近は、チャージ機を必要とするキャッシュレス決済乗車カードの廃止が相次いでいる。この記事では、2024年12月に新規販売を終了し、段階的にサービスを終了するJR西日本のSMART ICOCAについて説明する。