大阪梅田駅チカが揺れる! 「若者文化の聖地」から人気ファッション店が次々撤退、街は今後どうなるのか?
阪急電鉄大阪梅田駅に隣接し、関西の若者文化を牽引してきた大阪市北区の茶屋町で、人気ファッション店の撤退が相次いでいる。近隣で大型再開発が続き、人気店の争奪戦に発展したことも一因だが、過渡期を迎えた茶屋町に変化の兆しがうかがえる。
阪急などが次々に再開発

茶屋町は明治時代、旧能勢街道沿いに茶屋があったことから、その名がつき、高度経済成長期まで昔ながらの長屋が並んでいた。それを一気に変えたのが1990(平成2)年に関西初上陸した梅田ロフトだ。おしゃれな生活雑貨を求めて若者たちが次々に集まり、黄色いロフトの買い物袋が街にあふれた。
香川県高松市の女性公務員(46歳)は学生時代を大阪府吹田市で過ごした。週末に出かけるのはもっぱら茶屋町。「お金がないから、デートのときもウインドーショッピングして食事するぐらい。それでも週末になると訪れていた」と懐かしむ。
ロフトの出店とほぼ同時期にTBS系列の準キー局・毎日放送の本社が吹田市から移転してくる。これに続いて阪急グループがNU茶屋町やアプローズタワー、梅田芸術劇場、ホテル阪急インターナショナルなどを整備し、茶屋町が
「阪急村」
と呼ばれるようになった。今ではタワーマンションが生まれ、富裕層とみられる姿も目立つ。