「夜中にメールを送る課長」「雑な指示を出す部長」 上司を“マナー違反”と罵倒しても全く意味がない理由【連載】上司ガチャという虚構(4)

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部下の努力が「ブラックボックス化」する職場で、夜間メールは増える。進捗の可視化と報連相の構造改善が、上司の不安を減らし、裁量拡大と生産性向上をもたらす最小のレバレッジである。

短文重視の情報伝達

上司のイメージ(画像:写真AC)
上司のイメージ(画像:写真AC)

 報連相の分量はどうあるべきか。

 基本は結論を先に短く伝えることだ。長々と経緯を説明するメールは、上司の負荷を増やすだけになる。忙しい上司にとって、それは安心材料ではなく、

「判断すべきことが多すぎる」

というストレスになる。読まれなければ意味がない。短く結論を先に示すだけで、上司は瞬時に状況を把握し、詳細な説明が必要かどうかを判断できる。これで

「順調とは具体的にどう順調なのか」

といった余計な確認を避けられる。

 詳細な説明が必要になるのは、上司がその業務に不慣れな場合や、プロセスをアピールしたい場合だけだ。それ以外では、簡潔で抽象的に伝える方が効率的である。上司が求めているのは説明ではなく、判断できる形で情報を受け取ることだ。これが報連相の原則である。

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