日韓ショートクルーズが映す“対馬経済”の実態! 「韓国人観光客依存」と人口減少が浮かび上がらせる島の課題とは

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韓国・釜山と対馬を結ぶ高速船の再開で、対馬の韓国人観光客数は年19万人に回復した。人口2.5万人の離島経済は、江戸時代の朝鮮通信使以来、日韓交流に大きく依存しており、現代も国境の島の生き残りを映す。

復活する台湾航路

パンスター対馬リンク(画像:パンスタークルーズフェリー)
パンスター対馬リンク(画像:パンスタークルーズフェリー)

 翌朝8時、左手に対馬の島影がくっきり見えた。それが後方に消えると、今度は右手に海雲台の高層ビル街が肉眼で見えた。船は新しくなっても、日韓の近さを肌で感じられる船旅の魅力は変わらない。

 午前10時、釜山に入港した。そこにはミラクルのデビューにより引退したパンスタードリームが停泊していた。だが、船名は「YAIMA-MARU」(やいま丸)と書き換えられていた。これは石垣市(沖縄県)が設立した「商船やいま」が、今秋開設を目指す石垣~基隆の台湾航路に就航予定の船である。この直後の8月9日、旧パンスタードリームは釜山港から回航され、基隆港に入港した。17年ぶりの日本~台湾航路の復活も秒読みである。

 また、浸水を隠蔽して運航を続けていた問題で日韓航路(博多~釜山)から撤退した元JR九州高速船「クイーンビートル」が、「パンスターグレース」と名を変えて停泊しているのも確認した。パンスターラインはクイーンビートルを購入し改名した。JR九州高速船との契約により日韓航路には就航できないが、韓国の離島航路(たとえば釜山~済州島)に就航させる可能性がある。

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