阪神・淡路大震災から30年…「神戸元町」が再開発で取り残された根本理由

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神戸市が中央区の元町駅周辺再整備に向け、近くワーキンググループを発足させる。兵庫県が県庁建て替えに合わせて整備する計画だったのに、なぜ独自に動きだしたのか。

三宮開発と元町停滞

JR元町駅に到着した神戸線の列車(画像:高田泰)
JR元町駅に到着した神戸線の列車(画像:高田泰)

 神戸市が中央区の元町駅周辺再整備に向け、近くワーキンググループを発足させる。兵庫県が県庁建て替えに合わせて整備する計画だったのに、なぜ独自に動きだしたのか。

 JR神戸線の高架下に昔ながらの商店街が連なる。元町駅南側を東西に延びるアーケード付き商店街も、昭和のなつかしさを感じさせる。8月上旬に歩いた神戸元町。約800m東の三宮はJR三ノ宮駅ビル、バスターミナルなど開発ラッシュが続いているのに、元町は昔のままだ。

 神戸市都心部は中央区内の三宮から元町を経てJR神戸駅に至るエリア。平日の昼どきとあって、元町の商店街はそれなりの人出があり、人気店の前には行列ができていた。だが、元町駅周辺は歩道の狭い場所があるほか、北側の兵庫県庁までは高低差が大きいのに、バリアフリー化されていないところが残り、歩きやすい環境といいにくい。

「高架下商店街の一部で耐震改修の再整備が始まっている以外は昔と変わらへん。三宮は大きく変わろうとしているのに、元町は忘れられたみたいや」

元町駅南の元町北通で飲食店を営む店主は苦笑いする。

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