北陸新幹線延伸 「舞鶴・湖西ルート」がゾンビ復活! 小浜ルートへの不信が生んだ構造変化とは
参院選京都選挙区の論戦で、北陸新幹線の大阪延伸をめぐり、舞鶴ルートや湖西ルートを支持する声があがっている。いずれも過去のルート選定で採用されなかった経緯がある。なぜいま再び議論の俎上に載ったのか。
最長200km案の現実味

舞鶴ルートは敦賀市から小浜市を経由して京都府北部に入り、京都市を目指す全長約200km。過去に検討された大阪延伸ルートで最も長い距離になる。舞鶴市議会や京都商工会議所の堀場厚会頭が再考を提案している。
舞鶴市と京丹後市、宮津市、与謝野町、伊根町で構成する京都府丹後地方は人口約16万人。1970(昭和45)年に比べて30%以上も減り、将来が危ぶまれる事態に追い込まれている。天橋立(宮津市)、伊根の舟屋(伊根町)など有名観光地もあるが、京都市や大阪市から電車や高速バスで2時間ほどかかり、観光客を十分に引き寄せられていない。
中心都市は人口約7万4000人の舞鶴市。古くからの港町として発展してきたが、中心市街地のマナイ商店街は空き地とシャッターを閉じた店舗が続き、全長約500mに100店以上が営業していたかつての面影はない。