米スバル「顧客対応」で他社を圧倒! スコア最高記録77の秘密とは? 「60分以内」の返信が成約のカギだった!
新車購入を検討する際、顧客はまずインターネットで情報収集を行うが、ディーラーの対応次第で商談成約率は大きく変わる。米調査会社「Pied Piper」の最新レポートによれば、米スバルのディーラーはネット経由の顧客対応で業界最高の評価を獲得。メールや電話、テキストなど複数チャネルを活用し、迅速かつ丁寧な対応が成約率向上に直結している実態が浮き彫りとなった。
スバルが圧倒的優位

新車は高額な買い物であるため、購入に際しては慎重に選ぶべきだが、購入を検討する各人にはタイムリミットがあり、長時間をかけることもできない。
そのため、最初のアプローチとしてインターネットの役割がますます重要になっている。しかし、各自動車メーカーのディーラーはウェブサイトを通じて顧客からの問い合わせにどのように対応しているのだろうか。
米カリフォルニア州モントレーに拠点を構え、データサイエンス分析を駆使して顧客ロイヤルティの向上を支援する企業「Pied Piper(パイドパイパー)」が2025年3月に発表したリポートでは、ディーラーのウェブサイトを経由したインターネット販売の有効性を測定する「インターネット見込み客有効性(ILE)」調査において、
「米スバル」
が最も優秀な結果を収めたことが明らかになった。ランキングでは、スバルに続いてインフィニティ(日本日産)、アキュラ(ホンダ)、トヨタ、リンカーンが続く。
パイドパイパーは、主要ブランドを代表する4023の自動車ディーラーのウェブサイトに見込み客として各種の問い合わせを行い、
・電子メール
・電話
・テキストメッセージ(SMS)およびチャット
でのディーラーの応答の速度と品質を評価した。その評価結果が各ディーラーの「ILEスコア」として示された。