日本と大違い! イギリスで高齢ドライバー「免許返納しろ」の大合唱が起こらないワケ
高齢化が進むなかで、高齢者の運転能力の衰えへの対応や、免許返納などの対策が重要になってきているが、これらは非常にデリケートなテーマでもある。海外ではどのように受け止められているのだろうか。
高齢者の運転技能検査の一部導入
近年関心が高まっている問題のひとつに「高齢ドライバーによる交通事故」がある。
東京・池袋で2019年4月に起きた高齢ドライバーによる交通死亡事故などを受けて、2022年5月から、75歳以上で一定の違反歴のある高齢運転者に対する運転技能検査が導入された。「一時停止ができるか」「信号を守れるか」といった運転技能を採点。不合格の場合は何度でも再受験できるものの、第1種運転免許では70点以上でないと合格とならないということで、ある程度の事故抑止効果が見込まれている。
高齢化が進むなかで、高齢者の運転能力の衰えへの対応や、免許返納などの対策が重要になってきているが、これらは非常にデリケートなテーマでもある。海外ではどのように受け止められているか見てみよう。