長崎・熊本・鹿児島の「この場所」に、なぜ橋を作らないのか?
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「三県架橋」構想は、天草の交通アクセスを劇的に改善し、経済活動を促進する鍵となる。歴史的文化が根付く天草市は、漁業や商業が活発だが交通の不便さが課題。橋の建設により、観光客の増加や地元産品の流通が期待され、地域経済のさらなる発展が見込まれる。
架橋でつながる島々

多くの人にとって、天草は教科書に載る島原の乱(1637~1638年)の舞台として知られている。“辺境の離島”というイメージがあるかもしれないが、その認識は現実とは大きく異なる。
現在、天草諸島(主島は上島と下島)は熊本県に属し、
・天草市
・上天草市
・苓北(れいほく)町
の3つの市町で構成されている。そのなかでも、下島の大部分を占める天草市の人口は2024年8月時点で72,243人で、熊本県内では熊本市(737,270人)や八代市(120,389人)に次ぐ第3位だ。
主要な島々は架橋によって道路で接続されており、都市機能も充実している。全国チェーンのコンビニエンスストアが多数出店しているほか、大型ショッピングモールのイオン天草店や、ユニクロのような全国的なアパレルチェーンも進出している。実際に訪れてみると、天草は離島というよりも、
「県庁所在地から遠く離れた地方都市」
として商業施設が集まっていることがわかる。