国内線49便遅延も「JALシステム障害」が最小限の被害で抑えられたワケ

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JALで16日早朝、搭乗手続きや予約などを管理するシステムに障害が発生。国内線49便が30分以上遅延し、合計4125人に影響が出た。社外とのネットワークを接続するシステム機器の故障が原因。

LCCでも障害発生事例が

2016年3月の障害について触れた6月22日のANA公式サイト(画像:ANA)
2016年3月の障害について触れた6月22日のANA公式サイト(画像:ANA)

 また2016年3月22日には、全日本空輸(ANA)の国内線システムの不具合により、全国各地の空港で搭乗手続き、航空券の予約・販売ができなくなった。国内線148便が欠航し、391便が遅延して合わせて7万人以上に影響が出た。当日のみならず翌日の発着便にまで影響したことなどにより、当時の代表取締役社長らが処分される事態となった。

 ANAは後日、原因について

「国内旅客システムのデータベースサーバーを正常に稼働させるためのデータベースサーバー間の同期をとるネットワーク中継機に機器故障が発生し、相互に通信できなくなったデータベースサーバーが連鎖的に停止(中略)故障したネットワーク中継機は、故障時に発する異常アラームを発しなかったため、予備機への自動切り替えが行われず、当該箇所の異常に気付くことができませんでした」

と発表した。

 その数日後の2016年4月1日、JALで別のシステム障害が発生した。航空機の重量を計算するシステムがダウンしたといい、国内線46便、約7000人に影響が出た。各空港でスタッフによる手作業での計算に切り替えたが、作業が追いつかず定刻で出発できなくなり、遅延便が続出。JALでは2014年6月5日にも、重量管理システムにおける障害が発生、国内線約150便が欠航している。

 さらに、格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションとジップエアトーキョーで2021年4月、システム障害によって新規予約ができない状態が数日続いた事例もある。アメリカに本社がある航空会社向けの予約サービス提供会社のシステムにて、マルウェア(悪意あるソフトウエア)による障害が起きたことが原因だった。両社とも運航には影響なく、遅延や欠航は発生しなかった。

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