日本は「ゴミ箱少なすぎ」 テロ対策は納得も、ネットにあふれる設置増加の声 外国人も困惑で今後どうすべきか?
この夏にロンドンを訪れ、ゴミ箱の多さに改めてよさを感じた。街を歩けば、住宅街であっても「数分以内」にゴミ箱が見つかる。しかし日本では難しい。
求められる衛生設備強化

日本に話を戻すが、外国人旅行者は、日本のゴミ箱の少なさを指摘している。アンケートで困ったことランキング1位になることもよくある。食べ歩きをしてもゴミ箱が見つからないことに困惑している。
ゴミ問題で限界を迎えた観光地では、ゴミを圧縮する機能を持ったゴミ箱を取り入れるところも出てきた。ゴミ箱に広告をつけてスポンサーから広告費を受け取ることで、ゴミ処理費用の負担軽減をしているところもある。ジョンソン氏のいうように、日本も
「観光客や日本の乗客の利便性」
を上げてもいいのではないか。「テロ対策のためだ」と、分別のある大人のつもりでゴミ箱を諦めている日本国民もSNS上では多く見かけるが、我慢することだけが正しいわけではない。テロ対策を採りつつ、ゴミ処理費用を工夫しながら、ゴミ箱を設置することは可能なはずだ。
余談だが、ロンドンで改めて日本の便利さを痛感したこともある。それはトイレだ。
ロンドン市内の全部の駅にトイレが存在するわけではない。あっても使用禁止になっていたりする。日本では駅に行きさえすればトイレが見つかる。しかもロンドンのトイレよりたいていきれいだ。
強いていえば、コロナ禍を経てよりハンドソープの需要が高まっているので、全トイレに標準装備するとよいだろう。ゴミ箱とトイレのハンドソープ設置といった基本的な衛生面をケアすれで、国内外の利用者の満足度が大分違ってくるはずだ。