宇都宮ライトレールと路線バス「連携」に多くの課題 接続“5本に1本”は不便すぎ、改善は欧米から学べ

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大きな期待を背負って、8月26日に開業した宇都宮ライトレール。既存のバス路線と同線の関係はどのようになっているのか。

求められる欧米の路面電車研究

バスと路面電車、同じ道路交通同士で乗り場を共通化するのが利用客にとって一番楽だ(画像:橋爪智之)
バスと路面電車、同じ道路交通同士で乗り場を共通化するのが利用客にとって一番楽だ(画像:橋爪智之)

 都市の中心部でもない限り、面状に路線網を構築させることが難しい路面電車にとって、郊外のフィーダー輸送における路線バスとの連携は必要不可欠だ。

 だが、利用者がバスへの乗り換えに不便を感じてしまったら、利用を敬遠することにもつながりかねない。

 宇都宮ライトレールは、0から新規に開業した路面電車としては非常に頑張っているが、行政も含め、一日の長がある欧米の路面電車をもう少し研究し、今後の改善につなげてほしいと筆者(橋爪智之、欧州鉄道フォトライター)は感じた。

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