トラックドライバーの社会的地位向上を! それに欠かせない「3つの論点」とは? エッセンシャルワーカーは医療従事者だけではない
若年者がトラック業界への就職を避ける理由のひとつ、それが「ドライバーの社会的地位の低さである。改善に最も必要な3つの施策とは。
トラック業界は時代錯誤の価値観

ではなぜ、トラック業界でこのような職場文化の改善が進まないのか。
一言で言うなら、業界全体の意識改革が十分でなく、
「時代錯誤」
だということに尽きる。
会社のカルチャーはトップ主導でなければ変わらないが、経営層の考える「理想的な職場」の若者の意識との隔たりはなかなか埋まらない。
筆者も職業柄、いろいろな運送業の求人広告を見る機会があるが、
「明るくアットホーム」
「フレンドリーな先輩が指導」
など、若者からネガティブアピールとしか受け取られないような文言でアピールするケースも少なくない。
最近ではトラック業界にベンチャー系など若手経営者の活躍も目立ってきており、意識改革が進んできている印象がある。これら若手経営者が中心となって業界内のカルチャー改善の取り組むことを期待する次第である。