大分空港「ホーバークラフト」は交通網再整備の旗印となるか? 2009年廃止からの復活、コロナ後の活躍に期待集まる

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2009年10月に廃止された、大分空港と大分市内とを結ぶホーバークラフト(ホバークラフト)航路の再開準備が進められている。その歴史を振り返る。

観光資源呼び込み手段としても可能性

ホーバークラフト(画像:大分県)
ホーバークラフト(画像:大分県)

 新路線誘致はコロナ禍で中断したが、2023年になりようやく復活の兆しが見えてきた。中国はゼロコロナ政策を緩和しており、訪日客はいずれ増える。今後の観光客を呼び込むために新路線開設は外せない。

 また、そうした観光客の利用だけでなく、それ自体を観光資源として呼び込む手段としてもホーバークラフトは期待されている。

 大分県は現在、2018年の大分空港の国内線利用者約187万人をベースに、ホーバークラフトの利用者を年間30~40万人と見積もっている。さらに、国際線が新規に就航し訪日客の空港利用が増加すれば上積みが期待される。

 その期待もあってか、大分市の発着地点に新設される旅客ターミナルを、交通ハブとして市中心部や他地域にスムーズにアクセスできるための整備も検討されている。

 かつては懐かしい存在となっていた大分空港のホーバークラフトだが、今後、大分県の交通網を再整備する最先端として復活を遂げることになる。

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