タクシーを「つかまえる」という発想自体が、もはや時代遅れすぎるワケ

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駅や街中で「タクシーがつかまらない」という状況が増えている。その理由をタクシードライバーでもある筆者が解説する。

景気がよくなった?

タクシーがつかまらない?(画像:写真AC)
タクシーがつかまらない?(画像:写真AC)

 雨の日や夏の暑い時期にタクシーがつかまらないことはよくある話だが、平日の日中でもつかまらないことが、最近よくある。駅や街中のタクシー乗り場で待つ人々の行列を目にしたり、道端で“タクシー難民”を見かけたりすることが多くなった。ツイッターでも「タクシーがつかまらない」とのツイートが頻繁に見られる。どうしてタクシーがつかまりづらくなったのか。

 コロナ禍では、緊急事態宣言中を中心に、タクシー乗り場に乗客が全く並んでいないのに空車の列ができる、あるいは幹線道路を行き交うタクシーが軒並み空車といったように、空車のタクシーが街にあふれていた。しかし、今は道端でつかまえようとしても、やすやすとはタクシーがつかまらない状況が増えている。

 空車のタクシーがこれだけ少ないということは、世の中の動きが活発になり、景気が上向きになったのかと思ってしまう。確かにタクシーの売り上げも、徐々にではあるが上がってきているが、日本経済に光が見えかけたのかというと、実はそうでもない。