観光魅力度ランキング世界1位で再注目 国内鉄道サービスの「正確性」は鉄道発祥の国イギリスもかつて賞賛していた!
「観光魅力度ランキング」で日本が初となる世界1位に輝いた。中でも高い評価を得たのは交通インフラで、鉄道サービスの正確さ、公共交通機関の本数でも1位に輝いた。
定時性の弊害も

この間、東海のみならずJR各社で遅延への厳しい意識が広まった。
『東京新聞』2000年6月7日付朝刊では、国際鉄道連合の催しのために来日した海外の鉄道事業者が、新幹線の運転席で運転士が運行表を指さしながら遅れを秒単位で確認することに驚いたことを報じている。
国鉄分割民営化以降、JR各社で列車が秒単位で遅れてはならないという意識が浸透したことが、定時性の背景にはある。
定時性は交通機関としての信用を確固たるものにしているが、一方でその弊害があるのも否めない。
2005(平成17)年4月に発生したJR福知山線脱線事故では、JR西日本が所要時間短縮やスピードアップを優先し、乗務員に日勤教育という懲罰的な管理を行っていたことが、事故の原因として取り上げられている。
その後も2022年4月には、JR西日本では運転手が出発時間を1分遅延したことを理由に、1分間の賃金56円をカットしたのは違法であるとして、岡山地裁で支払いを命じる判決を受けている。
今回、観光魅力度ランキングで正確性が評価された日本の鉄道だが、もっと誇るべきは新幹線に代表される事故の少なさだ。むしろ、こちらの方がもっと評価されてほしいものだ。