中国4社が「上位10」を占める衝撃――BYD首位&イノベ評価47%、揺らぐドイツ勢と再起動する欧州勢

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EVとHVが交錯する自動車市場で、中国BYDがイノベーションランキング首位を獲得。国別シェア約47%に達し、ドイツ勢の牙城が揺らぐ中、主導権は電動化とソフト領域へ急速に移行している。

VWの再建策とソフト開発の壁

中国(画像:Pexels)
中国(画像:Pexels)

 追い詰められたVWは、なりふり構わぬ立て直しに乗り出した。2026年までに中国で20もの「新エネルギー車」を投げ込む計画だ。中身を見ると、バッテリー式電気自動車(BEV)はもちろん、プラグインハイブリッド車(PHV)や、エンジンを発電機として使うレンジエクステンダーまで揃え、全方位で市場を埋めにきている。

 北京のショーで披露した、現地の合弁会社が主導して作り上げた四つのモデルからは、イメージを何とか塗り替えようとする執念が透けて見える。とりわけ目を引くのは、中国の小鵬(Xpeng)と手を組んで生み出した大型SUV「ID.UNYX 09」だろう。これら最新のモデルは、中国のデジタル環境に合わせ抜いた電子の土台を採用し、見た目の新しさだけでなく、中身の知能化も一気に推し進めた。自前での開発にこだわりすぎて遅れをとった現実を認め、生き残るために外部の力を借りる。これは、プライドを捨てて実利を取ったギリギリの判断といえる。

 小鵬との協力によって、開発にかかるお金を3割ほど削り、店に並べるまでの時間も大幅に縮めるつもりだ。だが、車の命ともいえるソフトウェアの手綱をライバルに預けることは、将来、自分たちがただの「箱」を作るだけの存在に成り下がる危うさと背中合わせである。

 画面越しに車を操り、声で対話することを当たり前とする若者から見れば、今のドイツ車と中国車が提供する便利さの間には、まだ深い溝がある。彼らの心を動かすには、これまでの品質を守りながら、ソフトの進化の早さを中国勢と同じ歩幅まで引き上げなくてはならない。

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