中国4社が「上位10」を占める衝撃――BYD首位&イノベ評価47%、揺らぐドイツ勢と再起動する欧州勢

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EVとHVが交錯する自動車市場で、中国BYDがイノベーションランキング首位を獲得。国別シェア約47%に達し、ドイツ勢の牙城が揺らぐ中、主導権は電動化とソフト領域へ急速に移行している。

独機関が証明する中国の革新性

「Center of Automotive Management(CAM)」(画像:CAM)
「Center of Automotive Management(CAM)」(画像:CAM)

 CAMは、ドイツ・ケルン近郊のベルギッシュ・グラトバッハ応用科学大学(FHDW)に身を置く独立した研究機関である。2005年から変わらず、この産業の革新性を数字にして測り続けてきた。調査において、中国勢が上位に食い込んできた事実は、これまでの勢力図が塗り替わったことを何よりも雄弁に物語っている。

 同機関がまとめた2019年から2025年にかけての国別の動きを見ると、2020年代に入ってからの中国の強さが際立つ。2019年に28%まで数値を伸ばしてドイツを抜き去ると、2023年以降は約47%という高い水準を保ち、日本や欧州、米国を寄せ付けない。中国とドイツの開きは20ポイント近くにまで達している。他国が3~7%という低い位置でもたつくなか、中国との差は40ポイントまで開いた。かつて脚光を浴びた米国のテスラも24位まで順位を下げ、2013年以降で最も振るわない結果となっている。

 こうした数字は、中国勢が業界の骨組みを根底から作り替えてしまったことを示している。この勢いは、国の手厚い支えや市場の大きさといった理由だけで片付けられるものではない。未完成に近い状態であっても世に出し、売った後に通信を使って機能を高めていく。そんな割り切った手法を利益に繋げる開発の力が、評価を押し上げている。

 中国勢が遂げた飛躍の裏には、多岐にわたる知見を短期間で形にし、それを安く作り上げる力の両立がある。これまでは高級車にしか載せられなかった最新の機能を、すぐさま大衆車にまで広めてしまう。この足の速さが、他国の追い上げを許さない強みとなっているのだろう。変化の激しい時代を生き抜くために必要な、素早い判断と無駄のない仕組み。それが、彼らの揺るぎない土台となっている。

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