「主力車にハイブリッドがないなんて……」 マツダが直面する“100万台割れ”へのカウントダウンーー北米依存・電動化の遅れを回復できるか

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世界生産193万台で微減にとどまるなか、マツダは10%超減と突出した失速を見せた。求人倍率2.37倍の人手不足ではなく、関税1625億円や電動化遅れが収益を圧迫する構造問題が浮上。主力CX-5投入でも覆せない局面にある。

マツダの取捨選択

マツダ・CX-5(画像:ドイツ・マツダ)
マツダ・CX-5(画像:ドイツ・マツダ)

 日本の乗用車メーカー8社が発表した2026年1月の実績を見ると、世界生産の合計は約193万台で、前年同月比1.4%減となった。表面上は小幅な減少にとどまる。

 だが、マツダは1社で10%を超える大幅な落ち込みを示し、海外生産は約20%減と急減した。2025年通年の世界生産も前年比3.7%減の約116万台にとどまり、2年連続の減少となっている。

 これらの数字が示すのは、マツダがメーカーとして必要な生産規模を維持しにくくなっている現状だ。世界販売の約4割を占める米国市場では、トランプ政権の関税政策の影響を受け、2025年8月以降7か月連続で販売減が続く。日本メーカーのなかでも、外部環境の変化を受けやすい立場にあることが浮き彫りになった。

 今回の不振は、他社に先んじて収益面の停滞が表れたものといえる。一時的な販売の変動ではなく、これまでの経営のゆがみが顕在化した結果とみるべきだ。

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