「車内スマホ = 一発免停」なのに、なぜ“タッチスクリーン”は許されるのか? 車線逸脱「42%増」衝撃データをご存じか
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運転中のタッチスクリーン操作は車線逸脱42%増、操作精度58%低下と危険が顕在化。欧州は物理スイッチ回帰を開始、次世代車の安全設計が試される局面にある。
複数作業が招く運転精度の低下

新たな研究は、ダッシュボードのタッチスクリーンを使用している時にドライバーが複数のタスク(マルチタスク)を実行すると、きわめて危険な事態に直面する可能性があると警告している。
2025年9月30日に韓国・釜山で開催された「The ACM Symposium on User Interface Software and Technology (UIST) 」のシンポジウムで米ワシントン大学とトヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)によって発表された新たな研究では、ドライバーが気を散らされた状態で自動車の運転とタッチスクリーンの使用をどのように両立させているかを検証している。
当研究では、参加者は車両シミュレーターで運転しながらタッチスクリーンを操作し、交通状況やそのほかの気を散らす要因によって要求される精神的努力を模倣した記憶テストを受けた。
研究チームは、マルチタスクを行うと運転とタッチスクリーンの操作の両方に悪影響が出ることを突き止めた。タッチスクリーンを使用している間は車線内での車線の逸脱が大きくなり、運転中の画面操作の速度と正確性が低下し、記憶に関するタスクを追加するとこの影響はさらに増大したのだ。