インバウンドは一体どこまで増えるのか? 「4000万人目前」の現実、オーバーツーリズムと受け入れ体制のギャップを考える
2025年の訪日客は3555万人に達し、年間4000万人が視野に入った。2030年の6000万人達成には、インフラ整備や地方分散、質重視の高付加価値戦略が不可欠だが、災害や地政学リスクも存在し、日本観光の真価が問われる局面にある。
日本インバウンド観光の新局面

インバウンド6,000万人が現実のものとして視野に入るなか、観光系有識者の議論が活発化している。
富裕層のインバウンド市場を獲得するには、ドバイやシンガポールのように世界的な競争力を持ち、観光開発を積極的に進める新興国と対峙する必要があるとの意見もある。しかし、これらの国とは国家体制や開発のスピードが大きく異なる。改めて、
「日本観光の価値とは何か」
を考える時期にきている。