インバウンドは一体どこまで増えるのか? 「4000万人目前」の現実、オーバーツーリズムと受け入れ体制のギャップを考える

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2025年の訪日客は3555万人に達し、年間4000万人が視野に入った。2030年の6000万人達成には、インフラ整備や地方分散、質重視の高付加価値戦略が不可欠だが、災害や地政学リスクも存在し、日本観光の真価が問われる局面にある。

インバウンド拡大の供給側対応

インバウンドの見た日本イメージ(画像:Pexels)
インバウンドの見た日本イメージ(画像:Pexels)

 成田空港ではインバウンドの拡大を受け、10月26日に年間発着枠を30万回から34万回に拡大した。今後は滑走路を新設・増設し、2029年3月には50万回まで増やす計画である。各地でも

・大型クルーズ船の寄港促進
・地方空港への国際便誘致

などが進み、海外からの需要はさらに拡大する見通しである。

 拡大する需要を受け止める形で、地方へのインバウンド分散も進展している。地域が連携してファムツアーを開催し、成果を上げる都市が増えている。地方にはかつて観光が産業の基盤だった地域が多く、現在も観光インフラが残るが、一時期と比べて衰退している地域も少なくない。その復権を目指し、インバウンド誘致活動は活発化している。

 地方での訪日客への期待は大きい。インバウンドは成長政策の柱であり、拡大路線には歯止めがかかりにくい状況にある。

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