スバルが「米国消費者」に選ばれる根本理由――大衆車部門ACSI総合1位、安全性・品質・信頼の三本柱を考える

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スバル米国法人は2025年のACSI自動車調査で大衆車部門1位を獲得した。総合85点で全6評価項目首位を維持し、66万台の米国販売に支えられた安全・信頼戦略が、競争激化する市場でブランド力の優位性を証明した。

顧客満足度の頂点獲得

スバルのロゴマーク(画像:時事)
スバルのロゴマーク(画像:時事)

 スバル米国法人「スバル・オブ・アメリカ」は2025年9月3日、2025年米国顧客満足度指数(ACSI)自動車調査で、大衆車部門総合1位を獲得したと発表した。

 ACSIは、顧客が所有する車両を評価し、100点満点で採点する調査である。スバルは総合85点を獲得し、前年から2ポイント上昇した。全ての評価項目で他ブランドを上回り、

「合計6部門で1位」

となった。

 米国市場は、中国に次ぐ世界第2位の市場規模を誇る。地元のGM、フォード、ステランティスの「デトロイトスリー」、テスラなどの新興メーカー、日本・欧州・韓国の各メーカーが参入しており、競争は極めて激しい。

 こうした競争環境で、ACSIによる最高評価がスバルに与えられた事実は、注目に値する。

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