スバルが「米国消費者」に選ばれる根本理由――大衆車部門ACSI総合1位、安全性・品質・信頼の三本柱を考える

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スバル米国法人は2025年のACSI自動車調査で大衆車部門1位を獲得した。総合85点で全6評価項目首位を維持し、66万台の米国販売に支えられた安全・信頼戦略が、競争激化する市場でブランド力の優位性を証明した。

大衆車競争の新軸可視化

2025年ASCI調査結果(画像:ASCI)
2025年ASCI調査結果(画像:ASCI)

 ACSIは、1994年にミシガン大学で開発された米国唯一の全国的な顧客満足度指標である。約40業種にわたる消費者産業を対象に、年間で約400社を追跡調査している。購入や所有による体験を反映する点で、特に信頼性が高く評価されている。

 今回の自動車調査は、2024年7月から2025年6月にかけて無作為に選ばれた9949件の回答をもとに実施された。全体の平均スコアは79点で、前年より1ポイント低下した。大衆車の平均スコアは横ばいだったが、新興ブランドの低迷が全体スコアに影響した。近年は高級車と大衆車のスコア差が縮小しており、2025年はわずか1ポイントにとどまった。

 高級車部門の順位は、1位レクサス、2位メルセデスベンツ、3位キャデラック/テスラ、5位アキュラ、6位アウディ、7位BMWだった。レクサスは前年から5ポイント上昇したが、他ブランドはほとんど前年を下回った。

 一方、大衆車部門は、2位マツダ、3位トヨタ、4位ビュイック、5位GMC、6位ホンダ、7位現代自動車、8位シボレー、9位フォード、10位日産だった。

 スバルは大衆車部門で1位を獲得した6部門で、車両安全性や製品品質、サービス品質など2年から6年連続で首位を維持している。安全性と信頼性が高く評価され、実生活で着実に消費者を支える点が強みとなった。信頼を軸とする独自の競争力が数値として可視化され、他ブランドとの差別化に成功している。

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