「整備士 ＝ 休めない職業」は時代遅れ？ 年間休日110日超え企業が3年で2倍！ 働き方改革が加速か
かつて「休めない職種」とされた自動車整備士の年間休日は、3年で約100日から106.4日に増加し、110日超の企業割合は22.1%から41.9%に倍増した。人手不足と働き方改革の圧力を背景に、都市部や大手で進む労働環境改善の現状を探る。
整備士休日倍増の現実
かつて「自動車整備士は休めない」という言葉は業界の常識だった。土日も稼働するディーラー、車検や修理を抱える町工場、慢性的な人手不足――労働時間の長さと休日の少なさは、若手離れの大きな要因とされてきた。
だが、直近の調査データが示すのは、3年前からの明確な変化である。整備士の平均年間休日は2022年の推定100日前後から2025年には106.4日に増加し、とりわけ110日以上の休日を確保する企業の割合は22.1%から
「41.9%」
へと倍増した。従来の常識を問い直す時期にきている。