転生したら「環状八号線」だった件

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東京郊外を貫く環八――全長44km、完成までに約80年を要した“末っ子都道”は、今や1年で約47万人時間の渋滞損失を記録する都市交通の急所。生活環境への配慮と過密交通の狭間で、その存在意義が問われている。

自慢3「起点が羽田空港」

環八(画像:写真AC)
環八(画像:写真AC)

 最後の自慢は、起点が羽田空港にあることだ。

 先ほど北区岩淵を頭にと書いたが、頭のあたりを飛行機がブンブン飛んでいるとちょっと寝苦しいので、羽田空港に足を置いている。話を元に戻すと、

「この道をまっすぐいけば空港に行けるというロマン」

は、何者にも代えがたいものがある。別に空港でなくとも、有名なランドマーク的なものがあるだけで、その道路の価値が大きく変わるように思えるのは吾輩だけだろうか。それが空港であれば、近づくにつれて飛行機が見えてくるワクワク感は、乗り物好きにはたまらない。また、東京モノレールとのランデブーも萌えポイントだ。

「東京郊外の環八を抜けると、青空と海、ジェット機とモノレール……」

誰か歌にしてくれないだろうか。

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