「1万円払って」「ナンバー控えた」でSNS炎上! 大阪のドラッグストア「共用駐車場」が招いた誤爆トラブル、なぜ起きた? その裏にあった常識ズレの正体とは

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郊外型商業施設の共用駐車場を巡る騒動がSNSで炎上。隣接するラーメン店とドラッグストア間の駐車場運営の曖昧さが原因とされ、空間の共有に伴う現代的課題が浮き彫りに。無秩序な共有がもたらす問題点を解説し、業界の対応が求められる。

郊外型店舗に潜むトラブルの芽

駐車場のイメージ(画像:写真AC)
駐車場のイメージ(画像:写真AC)

 大阪府のほぼ中央に位置する松原市。阪神高速14号松原線の出入口にも近いこの一帯は、郊外型商業施設が立ち並ぶロードサイドビジネスの集積地だ。その一角で発生した、ある「紙切れ」をめぐる騒動がSNSで注目を集め、炎上した。

 ドラッグストア大手・コスモス薬品の「松原インター店」の従業員が、隣接するラーメン店「横浜家系ラーメン 一新家」を利用した客の車に対し、「無断駐車」として警告文を貼り付けたのだ。文面には

「ナンバーを控えさせていただきました」
「1万円を申し受けいたしますので、本文を確認されましたら、店頭までお越しください」

などと記されていた。

 しかし、この駐車場は両店舗の「共用」であることが判明。つまり、そもそも警告は成り立たない“誤爆”であった。

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