16歳以上は免許なし「電動キックボード」 実は“女性&年配者向き”と言えるワケ
道交法改正案が閣議決定されたことで注目を集める「電動キックボード」。海外での普及状況は果たして?
伊・トリノではeスクーターが盛ん

2022年3月、イタリア・トリノを訪れた。イタリア第4の都市であり、自動車メーカーのフィアットの本拠地となる工業都市である。そこでは、すでにeスクーターが普及していた。街の至るところであらゆる会社のeスクーターに遭遇するのだ。
なぜこれほどに普及しているのかというと2020年、公共交通機関の混雑回避にトリノなど人口5万人以上の市や町を対象に、eスクーターや自転車、電動自転車などが60%(最高500ユーロまで)のキャッシュバックキャンペーンを政府が打ち出したのだそうだ(2020年6月9日付、『THE LOCAL it』)。
自前らしきものに乗っている人も時折見かける。公共レンタルは2019年12月に始まっていた。
トリノはバスやトラム(路面電車)が多いのだが、車の量が多く、トラムのみならずバスさえもスピードが遅く、移動に時間がかかる。
実際に乗ってみることにした。まず一つの会社のアプリをダウンロードし、支払情報などを登録する。アプリでどこにeスクーターがあるのかを探し、予約すると10分無料でキープができる。
7分離れたポイントまで進み、本体ハンドル付近に表示されたQRコードをスキャンしたら、その段階で対象年齢の14歳以上であることを示すIDのスキャンが求められた。対象年齢からも分かるように、運転免許証は不要だ。アプリにはそのエリアの乗車ルールが掲載されている。