トヨタ「インド新工場」 投資額3600億円も、市場拡大に潜む“若者の経済不満”というリスク

キーワード :
,
トヨタはインド経済の成長と若年層労働市場への期待から、同国での生産拡大を進めるが、経済格差やテロリスクといった社会的不安も増大。インド市場の将来性と潜在的リスクのバランスを見極める必要がある。

拡大するトヨタの投資計画

トヨタ・キルロスカ・モーターのウェブサイト(画像:トヨタ・キルロスカ・モーター)
トヨタ・キルロスカ・モーターのウェブサイト(画像:トヨタ・キルロスカ・モーター)

 トヨタ自動車のインド法人であるトヨタ・キルロスカ・モーターは7月末、インド西部マハーラーシュトラ州政府との間で新工場の設立を検討する覚書を締結した。投資額は日本円で3600億円ともいわれ、1万6000人の雇用が新たに創出されることが期待されている。

 同社は既に南部カルナタカ州にふたつの工場を有しているほか、2023年11月にも同州で3か所目となる新工場を建設すると発表(投資額が590億円あまりで2026年の完成予定)しており、マハーラーシュトラ州での工場は四つ目となる。

 今後もインド国内で生産強化を進めていくことが予想される。

全てのコメントを見る