鉄道がなくなった北海道「留萌市」 路線廃止から見える観光再生の可能性とは? 希望はまだあるのか?【連載】移動と文化の交差点(7)

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JR廃線後の留萌市は人口が1967年から57%減少し、厳しい状況にあるが、希望は残っている。音楽や書店再生の取り組みが今後の展望に。過去の映画『駅 STATION』が映す廃線時代の面影と現在の変化に注目。

廃線後もつなぐ希望

1970(昭和45)年の留萌駅(画像:写真AC)
1970(昭和45)年の留萌駅(画像:写真AC)

 JRの廃線によって厳しい状況にある留萌。しかし、希望が完全に失われたわけではない。模索は続いているが、「留萌ブックセンターby三省堂書店」の経緯や佐伯さんのような地道な活動が今後の指針になるかもしれない。筆者も機会があれば再訪したいと思っている。

 筆者にとって留萌は、1981(昭和56)年公開の映画『駅 STATION』(高倉健主演、倉本聰脚本)のイメージが強い。この映画の主なロケ地は、すでに廃線となった増毛(ましけ)と、高倉健演じる主人公の故郷である雄冬(おふゆ)だが、JR留萌駅構内でも撮影が行われた。

 この映画が撮影された時点で、留萌の人口は3万5000人だった。その後、人口は半減している。この作品には、JR留萌本線が重要な役割を果たしていた時代が映し出されているが、その時代は戻ることはない。ただし、希望が完全に失われたわけではない。

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