鉄道がなくなった北海道「留萌市」 路線廃止から見える観光再生の可能性とは? 希望はまだあるのか?【連載】移動と文化の交差点(7)

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JR廃線後の留萌市は人口が1967年から57%減少し、厳しい状況にあるが、希望は残っている。音楽や書店再生の取り組みが今後の展望に。過去の映画『駅 STATION』が映す廃線時代の面影と現在の変化に注目。

旧JR駅跡地と再開発の行方

市内の幸町3丁目バス停。筆者撮影(画像:増淵敏之)
市内の幸町3丁目バス停。筆者撮影(画像:増淵敏之)

 JRが廃止されただけでなく、市内バスの時刻表を見ると、1時間に1本(17時台最終)という路線もある。

 高齢化率が拡大している現実を踏まえると、このインフラ事情は厳しい。車社会の地域ではあるが、冬の降雪も厳しく、高齢者には厳しい環境である。特に市立病院が中心市街地にないため、多くの住民はバスを利用して通院せざるを得ない。

 市役所職員に車で案内してもらった。旧JR留萌駅は廃駅となり、跡地再開発の計画がある。市役所は老朽化しており、中心市街地からやや離れているため、複合施設化の計画があるという。

 また、道の駅が旧JR留萌駅の近隣にあることから、アウトドアビレッジを整備する計画もあった。しかし、資材費の高騰などにより事業費が約41億円に膨らみ、財政負担を懸念した留萌市が規模縮小を決定したことなどから、モンベルを核テナントとする複合施設で進めることになった。

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