鉄道がなくなった北海道「留萌市」 路線廃止から見える観光再生の可能性とは? 希望はまだあるのか?【連載】移動と文化の交差点(7)

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JR廃線後の留萌市は人口が1967年から57%減少し、厳しい状況にあるが、希望は残っている。音楽や書店再生の取り組みが今後の展望に。過去の映画『駅 STATION』が映す廃線時代の面影と現在の変化に注目。

音楽の力で街を活性化

市役所付近からの風景。筆者撮影(画像:増淵敏之)
市役所付近からの風景。筆者撮影(画像:増淵敏之)

 吉崎レコード楽器店の佐伯結さんと少し話をした。佐伯さんは留萌市地域おこし協力隊の隊員でもある。筆者は以前、ネット記事で佐伯さんを知り、ぜひ会いたいと思っていたのだ。

 全国的にフェスティバルが増えているが、

・群馬県高崎市
・京都府舞鶴市

など音楽をまちづくりに活用し始めている自治体もある。 これを留萌で再現するには綿密な計画と長期的な覚悟が必要だ。

 佐伯さんが運営しているウェブサイトには、音楽関係者へのインタビューがいくつか掲載されており、ゆかりの地を示すマップも作成されている。これは、コンテンツツーリズムの萌芽(ほうが)といえるかもしれない。

 コンテンツツーリズムとは、コンテンツ(今回なら音楽)の舞台となる土地を訪れる観光行動のことだ。これにより、ミュージシャンの哲学や思想、感性を体験することができる。一種の“ファンダム”ともいえるだろう(筆者はコンテンツツーリズム学会の会長を務めている)。

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