軽トラックの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(3)

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軽トラックは日本の働くクルマの象徴であり、その魅力は機能美と走る歓び、そしてコストパフォーマンスにある。その魅力を知ればきっとあなたを虜にするはずだ。

やばいポイント1「潔さ」

軽トラックのある風景(画像:写真AC)
軽トラックのある風景(画像:写真AC)

 軽トラは荷物を運ぶことに特化している。

・通勤
・家族旅行
・デート

にも使えて荷物が載ってラグジュアリー、という具合にたくさんのウサギを追いすぎたために中途半端になってしまっている他の車たちを尻目に、今日も軽トラは

「荷物を運ぶ」

というたったひとつの目的のためにひた走る。1本芯の通ったその究極の機能美からは、気高さすら感じる。

やばいポイント2「全開の快感」

軽トラックのある風景(画像:写真AC)
軽トラックのある風景(画像:写真AC)

 気軽にアクセルを全開にできるのも軽トラの魅力だ。

 高性能なスポーツカーを全開にしたら、あっという間にスピードの出しすぎで道交法違反になってしまう。しかし軽トラなら、全開でも大した速度が出ない。

 大したドライビングテクニックなどなくとも、

「車両性能の限界ギリギリを引き出して走る爽快感」

を味わえるのだ。車もドライバーも一体となって必死に加速する。その高揚感に病み付きにならずにいられない。

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