率直に言う 関東の鉄道会社は、阪急・JR西の「座り心地」「席の広さ」を見習うべきだ
関東の鉄道は、1列車あたりの収入を増やすために乗客を窮屈にさせている。筆者は最近関西地方を訪れ、そうではないことを思い知らされた。なぜか。
関東の快適性に欠ける座席
昔から関東の鉄道を利用している人なら、「通勤電車の座席の座り心地が悪い」とか、「ひとりあたりの座席スペースが狭い」とか、特に気にならない人も多いだろう。
特にJR東日本の209系が登場してからは、乗客は座る場所をきっちり決められ、スペースにぴたっと体を収めなければいけない傾向が強まってきた。
昔のように、7人分のスペースに6人が適当に間を空けて座るということはできなくなっている。もっとも、立っている人がこのように座っている人を見ると怒りたくなるので、今のような形になったのかもしれない。
しかし、関東の通勤電車の座席は快適とはほど遠い。座席は決して広くはなく、わりと硬めだ。多くの場合、隣の人と体を触れ合わせなければならない。