自転車「青切符」導入 警察官の単なる“点数稼ぎ”に繋がらないか? 反則金は5000~1万2000円という想定
自転車事故の増加を受け、警察庁は16歳以上の自転車利用者を対象に「青切符」を導入する方針を固めた。“点数稼ぎ”が増加しないか。
必要なのは教育

自転車の違反行為が増加している背景に、法令を守る意識が欠落した利用者の存在も見逃せない。とりわけ新型コロナウイルス感染が拡大していた時期には自転車利用者が急増し、その傾向は現在も続いている。このことが、順法精神に欠けた自転車利用者を増やしている可能性はある。
ゆえに、自転車の交通マナー向上には、罰則だけでなく
「適切な教育」
が不可欠である。
しかし、中間報告書では、交通安全教育は民間事業者や関係団体との協力が必要であり、警察の人的・経済的資源の制約から、十分に行うことが困難であるという見解が示されている。これは、警察当局の
「責任放棄」
ではないか。自動車であれば、運転免許取得のために自動車学校で、試験に合格できる程度の知識を得る必要がある。また、運転免許更新のたびに講習を受けることが義務づけられている。しかし、自転車は
・免許
・定期的な講習
がない。ゆえに、危険な走行がどのような結果をもたらすのかを想像する機会は少ない。
近年、自転車事故が原因で高額な賠償金を背負うことになってしまった事例が報じられる機会も目立つようになってきた。いまだ自転車も自動車と同等に事故の危険のある乗り物だという意識を持つ人は少ない。罰則は
・安全意識の醸成
・交通マナーの向上
を目指す教育的アプローチが必要と両輪でなくてはならない。