自転車「青切符」導入 警察官の単なる“点数稼ぎ”に繋がらないか? 反則金は5000~1万2000円という想定
自転車事故の増加を受け、警察庁は16歳以上の自転車利用者を対象に「青切符」を導入する方針を固めた。“点数稼ぎ”が増加しないか。
迅速な違反処理への疑念

では、実際にはどのような制度で自転車の取り締まりが行われるのか。現在検討されているのは
「交通反則切符(青切符)」
の導入だ。
現在、自転車の交通違反の取り締まりには、刑事手続きの対象となる
「交通切符(赤切符)」
が使われている。赤切符は、刑事処分を前提としているため、捜査は必須だ。そのため警察・違反者ともに負担がかかるが、起訴に至ることも少なく効果が疑問視されていた。
新制度では、赤切符に代わって青切符が導入される。これにより、処理が迅速化され、反則金の徴収を通じて違反意識を削減することが目指されている。公表された資料によれば、取り締まりは次の2段階で実施する。
・違反を見つけた警察官が「指導警告」を実施
・その後も繰り返したり悪質な場合青切符を交付
これまで自転車が反則金の対象となっていなかったのは
「保護の対象」
とみなされていたためである。現在の交通反則通告制度は、1967(昭和42)年に刑事罰に代わる制裁として導入されたもの。当時は、自転車の違反が
「自動車ほど目立たなかった」
ため、制度の対象とはならなかったという経緯がある。つまり、今回の反則金徴収は大きな方針転換なのだ。しかし、肝心の自転車マナーの向上に効果があるのだろうか。